6カ国調査の腸内環境指数、日本がトップに 意識と習慣が評価
PrecisionBioticsが発表した腸の健康に関するレポートで、日本が6カ国の比較指標で首位となりました。消費者の知識に加え、日常の習慣も評価につながったとされています。

6カ国調査で日本が最高スコア
デンマークのバイオソリューション企業Novonesisの一部門であるPrecisionBioticsは、腸の健康が人々や社会、経済に与える影響をまとめたレポートを公表しました。日本、韓国、ドイツ、イタリア、メキシコ、カナダの成人3,000人以上への調査と、専門家の知見をもとに、初めて「腸内環境健康指数」を作成。日本は総合評価で最も高い得点を獲得したといいます。レポートは、腸の健康に関する理解の深さと、日々の生活に取り入れられた習慣が結果に表れていると説明しています。
知識だけでなく、暮らしの習慣にも差
調査では、日本の回答者の72%がマイクロバイオームについて知っていると答えました。この言葉は、腸など体の各所に暮らす多様な微生物の集まりを指します。また、10人中8人を超える人が、腸の状態と全身の健康の結びつきを認識していました。働く人の生活習慣にも特徴があり、日本では84%が昼休みをきちんと取ることを重視。比較対象となったドイツでは、同じ回答をした人は20%でした。
健康的な加齢や働き方にも期待
東海大学医学部の鈴木秀和教授は、日本の食文化や発酵食品、食事の多様性などが、腸の健康を意識する習慣を支えている可能性を指摘しています。教授によると、高齢者の腸は消化に限らず、栄養や免疫、筋肉の状態、気分、睡眠、認知機能などにも関わります。レポートはさらに、腸内マイクロバイオームと精神的なウェルビーイング、代謝、ストレス、睡眠などの関連を示す研究が増えていると紹介。日本では6,800万人を超える人が働いており、腸の健康をより良く保つことが、健康で生産性の高い労働力につながる可能性にも触れています。医療従事者や政策立案者、雇用主、産業界が連携し、予防を意識した取り組みや日常の選択を後押しすることも提案されています。

編集者コメント
腸の健康をめぐる調査結果は、知識の有無だけでなく、休憩の取り方のような生活習慣にも目を向けている点が興味深いところです。レポートが挙げる健康や働き方への可能性について、今後どのような連携や取り組みにつながるのか注目されます。
よくある質問
腸内環境健康指数の調査で、日本はどう評価されましたか?
日本は、日本、韓国、ドイツ、イタリア、メキシコ、カナダの6カ国を比較した総合評価で最も高い得点を獲得しました。調査は成人3,000人以上への回答と専門家の知見をもとにしています。
調査で示された日本の腸の健康に関する習慣は何ですか?
日本の回答者の72%がマイクロバイオームを知っていると回答し、84%が昼休みをきちんと取ることを重視していました。昼休みを重視する回答は、ドイツでは20%でした。