ARで避難先を直感表示!言葉に頼らない防災アプリを共同開発

2026-10-01 02:54:11(最終更新:2026-10-05) アプリ・サービス (東京都立産業技術研究センター のリリースから)

東京都立産業技術研究センターと電気通信大学山本研究室が、言語に左右されにくい避難支援アプリを開発しました。スマートフォンをかざすと避難先の方角や距離、災害の種類をARで示し、自治体の防災マップに沿った経路案内も実地で確かめています。

ARで避難先を直感表示!言葉に頼らない防災アプリを共同開発

ピクトグラムや数字で避難先を案内

このアプリの特徴は、文字による説明だけに頼らず、ピクトグラムやアラビア数字、画像といった情報をARと組み合わせていることです。災害時にスマートフォンを向けると、避難場所がある方向に加え、そこまでの距離や、その場所が対応する災害の種類を画面上で確認できます。言語の違いがあっても情報をつかみやすくする設計で、海外から訪れた人を含む幅広い利用者への支援を目指しています。画面に示す要素を視覚中心にすることで、避難先を探す場面で必要な情報を直感的に把握できる点がポイントです。なお、案内表示は論文掲載時のUIから更新されているとしています。

自治体の防災マップと連動した経路提示

避難先の情報を表示するだけでなく、自治体が公開する防災マップと連動し、適切な避難ルートを提示できることも特徴です。研究チームは実地検証を行い、この機能が利用できることを確認しました。災害時には、避難場所の位置や災害への対応状況を見比べながら移動先を考える必要があります。本アプリは方向や距離といった情報を視覚的に示し、地図に基づく経路案内と組み合わせることで、避難行動を支える仕組みを目指しています。ただし、発表資料で説明されているのは開発と検証の内容であり、一般向けの提供開始時期などは示されていません。

平常時は観光案内、緊急時は避難支援

利用場面に応じて、通常時の観光モードと、災害発生時に避難を促すモードを切り替える構成です。平時には観光案内に役立て、いざというときには避難に関する情報を表示するという、二つの役割が想定されています。観光協会や自治体が中心となり、日常の案内と災害時の対応の双方で活用することが期待されています。開発技術は、2026年8月発行の電気学会論文誌Cに掲載されました。論文の題名は「非言語ユーザインタフェースと拡張現実を用いた避難支援システムの試作検証」で、掲載情報はVol.146、No.8、pp.783-784です。

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編集者コメント

観光案内と避難支援を同じアプリで扱い、視覚情報を中心に構成する点が印象的です。実地検証で自治体の防災マップに沿った案内を確認したことは、今後の活用を考えるうえで注目したいポイントです。

よくある質問

アプリではどのような情報を確認できますか?

スマートフォンをかざすと、避難場所の方向や距離、対応する災害の種類が表示されます。自治体の防災マップに連動した経路案内も実地検証されています。

観光案内にも使えるのでしょうか?

平常時向けの観光モードと、災害時に避難を促すモードが用意されています。観光協会や自治体による活用が期待されています。

アプリはいつから利用できますか?

発表では共同開発と実地検証について説明されていますが、一般向けの提供開始時期は記載されていません。